飼い犬の名前は,タマサブロウ

タマサブロウは,私を常に見下していました。散歩に連れて行くと,もうお構いなしにあらゆる方向に突進し,よくある飼い主が飼い犬に引っ張られるような状態に必ずなりました。

さて,今日,いつものように夕方散歩につれていくと,少し前を歩くタマサブロウがなんだかやけに私の方を振り返ります。今までは私のほうなどまったく見ませんでした。これは,ついに訪れたということでしょうか,彼が私を目上だと認識した瞬間が。そう思って,散歩中,ずっとにやにやしてしまいました。